プランクで腰痛悪化⁉ 専門家が教える“安全で効果が出る”正しいトレーニング法
目次
「腰痛にはプランクが良いって聞くけど、本当に効果があるの?」「やってみたけど、なんだか腰が痛い気がする…」そんな不安を感じていませんか?
もしプランク中に腰に違和感があるなら、それはフォームが崩れて、かえって腰椎に負担をかけているサインかもしれません。
プランクは正しく行えば、あなたの腰痛にとって最高の味方になります。
この記事では、接骨院の専門家が、なぜプランクが効果的なのか、そして最も重要な「安全で正しいフォーム」を、初心者の方でも一目で分かるように解説します。
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【この記事で分かること】
- ・プランクが腰痛予防・改善に効く専門的な理由
- ・初心者が必ず避けるべき腰を痛めるNGフォーム3選
- ・効果を最大化する正しい呼吸と意識のコツ
- ・「30秒もできない」を解決する簡単ステップアップ法
なぜプランクは腰痛に効くの?

「体幹トレーニングの王様」と呼ばれるプランクは、体の安定を支える深層筋(インナーマッスル)をまとめて鍛えられるトレーニングです。
深層筋(インナーマッスル)を強化することで、正しい姿勢を保ちやすくなり、腰痛の改善にもつながります。
プランクがターゲットとする筋肉
プランクは、主に以下の筋肉を同時に強化します。
- 腹横筋(ふくおうきん):お腹の深層にある「天然のコルセット」。腹圧を高めて背骨を内側から安定させます。
- 多裂筋(たれつきん):背骨一つ一つを支える小さな深層筋。姿勢を微調整する役割があります。
- 腹直筋・腹斜筋:体の前面と側面の筋肉。体幹の軸を保つために働きます。
これらの筋肉が同時に強化されると、背骨が安定し、デスクワークや重いものを持つなどの日常生活での腰椎への負担が劇的に減少します。
正しい姿勢を自力で保つ筋力を養うことで、痛みという根本原因にアプローチできるのです。
腰を痛める危険なNGフォーム3選

効果を最大化し、怪我を防ぐためには、正しいフォームの理解が不可欠です。特にプランクは、フォームが崩れると腰椎に直接的な圧力がかかるため、正しいフォームで行う必要があります。
プランクのNGフォーム3選
- 腰が反ってしまう(最も危険!): これが最も危険な間違いです。お腹の力(腹横筋)が抜けると、重力に負けて腰が反ってしまい、腰椎に強い圧力がかかります。
これは「代償動作」と呼ばれ、腰痛の原因になります。常におへそを背骨に引き寄せる意識を持ちましょう。 - お尻が上がりすぎる: 楽な姿勢を探そうとすると、無意識にお尻が「く」の字に上がってしまいます。
これでは体幹(コア)への負荷が逃げてしまい、トレーニング効果が半減します。頭からかかとまで一直線を保つことが大切です。 - 頭が下がる・顎が上がる: 目線が下がりすぎたり、逆に上がりすぎたりすると、首や肩に余計な力が入ります。
特に顎が上がると首に負担がかかります。目線は、両手の間より少し前の床に向け、首と背骨が一直線になるように保ちましょう。
腰痛改善に効果的なプランクのコツ
正しいフォームを覚えたら、次は「呼吸」と「意識」です。プランクの質を高め、安全性を確保するための重要なコツを解説します。
①呼吸は「止めない」
プランク中は、つい苦しくて呼吸を止めてしまいがちですが、これはNGです。息を止めると体に不要な力みが入り、血圧も上昇しやすくなります。
- 深く、ゆっくりとした呼吸を続けましょう。
特に息を「ふーっ」と長く吐きながらお腹をへこませると、腹横筋をより意識しやすくなります。
②意識は「体幹全体」
ただ時間を耐えるのではなく、どの筋肉を使っているかを感じながら行うことで、トレーニングの質は格段に向上します。
- お尻をキュッと締める:お尻の筋肉(大殿筋)に力を入れることで、骨盤が安定し、腰が反るのを防げます。
- 太ももの前側も意識:太ももの前側にも力を入れることで、体全体が一本のまっすぐな板になりやすくなります。
- 肘は肩の真下:肘の位置がずれると肩や腕に余計な負荷がかかります。必ず肘を肩の真下に置きましょう。
「30秒もできない…」そんなあなたのための簡単ステップアップ法

「いきなり30秒なんて無理!正しいフォームを維持できない!」と感じた方も、全く問題ありません。大切なのは、無理なく正しいフォームで継続することです。
ステップ1:膝つきプランク(15秒キープ)
通常のプランクの姿勢から、両膝を床につけます。この時も、頭から膝までが一直線になるように意識しましょう。まずはこの姿勢で15秒キープを目指し、正しい体幹の締め方を身体に覚えさせます。
ステップ2:短い時間でのセット法(10秒を3セット)
膝つきプランクが楽にできるようになったら、いよいよ通常のプランクに挑戦です。最初は10秒でも構いません。
正しいフォームを維持できる時間を、休憩を挟んで複数回繰り返すのが効果的です。例:「10秒キープ → 30秒休憩」を3セット。
ステップ3:目標の30秒へ
短いセットで安定してきたら、徐々に1回あたりの時間を延ばして30秒を目指しましょう。焦らず自分のペースで進めることが、成功への一番の近道です。
まとめ
ここまで、腰痛改善のための正しいプランクについて解説してきましたが、いかがでしたか?
プランクの最大の落とし穴は、フォームを間違えることで腰を痛めてしまうことです。
今日学んだNGフォームを避け、まずは「膝つきプランクで15秒」から、正しい姿勢を意識して試してみてください。
最初はきつく感じるかもしれませんが、続けていくうちに、体の中に一本の強い「軸」ができてくる感覚を味わえるはずです。
それは、あなたの体を内側から支え、腰痛の不安から解放してくれる、頼もしいサポーターになります。
もし、正しいフォームが取れているか不安な場合や、痛みが続いてしまう場合は、私たち接骨院の専門家にご相談ください。
体のプロとして、あなたに合った安全な運動指導を行います。
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5. プランクに関するQ&A(安全と継続のために)
Q1. プランクは毎日やってもいいですか?
A.はい、プランクは比較的負荷の低い自重トレーニングなので、毎日行っても問題ありません。
ただし、筋肉痛がひどい場合や、腰に痛みを感じる場合は無理せず休みましょう。1日おきなど、ご自身の体の状態に合わせて調整するのがおすすめです。
Q2. プランク中に手首が痛くなります。対策はありますか?
A.手首が痛くなる場合は、手のひらで体を支える「ハイプランク」ではなく、この記事でご紹介した肘を床につける「エルボープランク」を行いましょう。
肘を肩の真下に置くことで、手首への負担をなくすことができます。
Q3. どれくらい続ければ効果を実感できますか?
A.効果を実感するまでの期間には個人差がありますが、一般的には正しいフォームで週に3〜4回程度続けると、1ヶ月ほどで姿勢の安定や腰の軽さを感じ始める方が多いです。
焦らず、継続することを第一に考えましょう。
Q4. 他の筋トレと組み合わせるなら何がいいですか?
A.プランクで体幹を安定させたら、お尻の筋肉(大殿筋)を鍛えるヒップリフトとの組み合わせが最強です。
体幹と下半身のバランスが整い、より効率的に腰痛予防ができます。
ヒップリフトの詳細については以下の記事で解説しています。
腰痛に効果的な筋トレ「ヒップリフト」とは?正しいやり方と注意点を解説



