主な原因としては
・身体の硬さ
・無理な投球フォームでのピッチング
・過度の投げ込み
などが挙げられます。
筋肉や関節が硬いまま、繰り返しの投球を行うことによって、筋肉や靭帯は摩耗してしまいます。
さらには筋肉が付着している骨も炎症反応を起こしたり、筋肉の牽引力によって骨をはがしてしまう(剥離骨折)こともあります。
骨が剥がれてしまった場合は手術になってしまいますので、
最悪の結果になる前に防ぎましょう。
投げている際に肘の内側に痛みが出ている際は筋肉や靭帯の損傷の疑いが強いので、少しの投球制限をかけ、治療することで完治することもありますが、
外側に痛みを訴えている際はすぐに当院にご相談ください。
内側もそうですが、特に外側に痛みを訴えているまま投球を繰り返すと骨が剥がれてしまいます。
骨が剥がれてしまうと離断性骨軟骨炎(OCD)となり、最終的には関節遊離軟骨(関節ネズミ)ができてしまいます。
初期症状で見つけることができれば数か月の投球制限となりますが、骨が剥がれてしまい関節内に入ってしまうと手術となってしまうことが多いからです。
一番恐ろしいことは骨折するまで気づかず、違和感程度で投球を繰り返していることです。
あまりにも無理をし過ぎると、突然の痛みで全くボールが投げられなくなることがあるかもしれません